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1954年7月、オーバーコートの仕上行程1セットを設備したのがその起源。現在も、工場開設当時の「自分たちの製品の仕上げは、すべて自分たちの手で」という精神のまま、ウールスーツ地など、高級紳士服地一筋の整理仕上が行われています。
服地にとって最も大切な「風合い出し」、技術者が行程毎に状態を確認しながら進めます。気温や湿度にも気を配りながらの仕上げ作業は、まさに職人技です。
たとえば洗浄工程、未だに「風合いを出すためには、ゴム製ローラーでは不十分」と、桜材で造られた大きな木製ローラーが使われています。ウールにはウールの持つ自然な風合いが一番、というこだわりです。
時代がもっとゆっくり流れていたころ、天然素材としてのウールのすばらしさを引き出すため、適度なエイジングが行われていましたが、昨今、それが許されないのが少し残念です。 |
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